Ignite 2016で発表されたSQL Server 2016の話。
以下の公式ブログに記事がありました。
SEの雑記で小澤さんもまとめているので、詳しくはそちらを見られた方が良いです。
http://blog.engineer-memo.com/
このエントリは自分のメモ用です。
http://blogs.technet.com/b/dataplatforminsider/archive/2015/05/04/sql-server-2016-public-preview-coming-this-summer.aspx
今年の夏にPublic Previewがやってきます。
以下記載があった機能の概要です。
Always Encrypted
MS Researchのアウトプットから産まれているもののようです。
まずはDB内でデータを暗号化。
クエリ内の条件句を暗号化し、DBエンジンに渡し結果セットも暗号化したまま返します。
そしてアプリケーション上で復号化します。
こうすることで機微なデータは必要最低限の箇所でしか復号されないようになっています。
Stretch Database
Always Encriptedと併用可能、むしろ相互にうまく使うもののように見えます。
データをオンプレミスとSQL Database双方に配置しておき、オンプレの環境にクエリを投げると、Azureに待避してあるテーブルにもデータを見に行く機能のようです。
これは同じテーブルで、一部データはSQL Databaseに、他をオンプレにと配置できるのでしょうか。
Real Time 分析とインメモリOLTP
インメモリカラムストアで100倍速くする。。。らしい
その他キーワードだけ。
ビルトインの分析、PolybaseとモバイルBI
行レベルセキュリティ
Dynamic Data Masking
可用性グループの複数同期レプリカ、セカンダリロードバランス
JSONデータのNativeサポート
オンプレ、Azure間の高速ハイブリッドバックアップ
一方データシートから。
http://download.microsoft.com/download/F/D/3/FD33C34D-3B65-4DA9-8A9F-0B456656DE3B/SQL_Server_2016_datasheet.pdf
Row Level Security
OracleでできたFine Grain Access ControlがSQL Serverでもできるようになったようです。
これはセキュリティ機能差を埋めてきたなと思います。
その他、可用性グループでは、DTCやSSISがサポート、
自動フェイルオーバがDB単位でのヘルスチェックで実装されるなど記載があります。
分散トランザクションの非サポートが理由で可用性グループを諦めることが結構あったので
この変更は大きいかなと思います。
またヘルスチェックがDB単位で行うのは良いと思います。どのような動きの違いになるか楽しみです。
公式ページにはまだ情報が見当たらない(自分が見つけられていません)が、Standard Editionでの可用性グループサポートが発表されているようです。
これについては別エントリで書こうと思います。
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Igniteで発表されたSQL Server 2016 情報 自分用まとめ
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